高血圧の原因はコレステロールってホント?

脳血管疾患、心疾患などの引き金となるリスクファクターの1つに高血圧が挙げられます。実は、この高血圧というのはコレステロール値との関連が非常に高い症状の1つで、コレステロール対策をすることで血圧上昇の可能性を下げることも可能なのです。

こちらでは、高血圧を緩和するための具体的なアドバイスを掲載し、皆さんの体調管理をサポートさせていただきます。致命的な病気になる前に、高血圧、高コレステロール血症を克服し、5年後、10年後の健康を確かなものにしていきましょう!

高血圧とは…?

高血圧というのは、血管にかかっている圧力が正常範囲を超えた状態のことです。日本高血圧学会が定めた基準値がありますので、それさえ知っていれば、銭湯などに設置されている血圧測定器を用い、自分で判断することも可能。まずは、以下に成人の血圧値分類を記した表を掲載したいと思います。

状態 収縮期血圧 拡張期血圧
最適血圧 120未満 and 80未満
正常血圧 130未満 and 85未満
正常高値血圧 130〜139 or 85〜89
軽症高血圧(1度) 140〜159 or 90〜99
中等症高血圧(2度) 160〜179 or 100〜109
重症高血圧(3度) 180以上 or 110以上
収縮期高血圧 140以上 and 90未満

血管は心臓が脈打つのに合わせて、収縮と拡張を繰り返しており、収縮時の最高血圧、拡張時の最低血圧を双方とも計測しなければなりません。その上で、両方の数値を表に照らし合わせることで、現状を把握することが可能です。

高血圧によって誘発される病気には、脳梗塞、心不全、心肥大、虚血性心疾患、腎障害、動脈硬化、動脈瘤などが挙げられます。いずれも致命的になり得る病なので、前段階の高血圧が分かった時点で適切に対処するべきです。

コレステロールが高血圧を招くメカニズム

コレステロールが高血圧を招く悪玉コレステロールが増加すると、アテロームという血管詰まりを形成します。血管に滞留物が溜まると、血管の血が流れる空間が狭くなり、壁が厚くなるために柔軟性が失われるため、いわゆる動脈硬化が引き起こされるのです。しかし、いくら血管の通り道が細くなっても、流れるべき血液の量は変わりません。そのため、狭い血管を無理に押し広げて、血液が流れていくわけですね。その結果、血管にかかる圧力は必然的に増し、高血圧が悪化していくのです。

また、高コレステロール血症の状態だと、レニンという酵素の分泌量が増えることも知られています。レニンは血圧上昇を招くアンジオテンシン2というホルモンの分泌量を増やしてしまうため、さらなる血圧上昇を誘発するのです。

これら2つの理由により、血中の悪玉コレステロールが増えると、高血圧リスクは大きくなってしまいます。血圧が高めの中は、少しでも早く、コレステロールを下げる生活習慣を取り入れるべきなのです。

コレステロール&高血圧のダブルパンチを防ぐ!

高コレステロール血症を患っている人の43%は血圧も高く、高血圧を患っている人の55%がコレステロール値も高い…というデータがあるため、コレステロールと血圧に相関関係があることは間違いないと言えます。

これらはいずれも致命的な疾患を引き起こすリスクファクターですから、少しでも早く対策を始めることが重要。具体的には、食生活の見直しが必要と思われます。医療機関でも、高コレステロールの方には食事療法を行っており、どんな薬よりも、まずは食事の見直しが第一と考えられているほど。

肉類、バターなどの飽和脂肪酸を避け、コレステロール値を下げてくれる不飽和脂肪酸をふんだんに含んだ食事メニューを取り入れることが、健康を取り戻すための第一歩になります。

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