肥満の恐怖〜太るのは病気の第一歩!?

肥満は病気の第一歩いわゆるメタボリックシンドロームが様々な病気の呼び水になることは広く知られています。メタボというのは内臓脂肪が溜まる種類の肥満を指しており、動脈硬化の引き金となるのです。これが“太ると健康を害する”と言われる理由の1つ。

肥満の方はコレステロール値が高い傾向があり、高コレステロール血症、高中性脂肪血症と併発することが多いため、コレステロールとの関連が強いと考えられています。こちらでは、コレステロールを原因とする肥満を防ぐための基礎知識を解説していますので、是非とも今後の健康維持における参考にしていただければ幸いです。

太るとどんな病気を引き起こすの?

肥満が引き金となる病気は数え切れないほど存在しますが、特に関連が深いものを具体的に解説することにしましょう。

代表例が糖尿病で、肥満の度合いを測るBMI値が高くなればなるほど、発症率が上がることが分かっています。糖尿病の疑いが強い人物の比率は、BMI18.5〜22.0で5.9%、MM〜25で7.7%、25〜30で14.5%、30以上で28.6%と、BMI値に比例して増えていくからです。ちなみに糖尿病は慢性疾患のため、脳梗塞や心筋梗塞に比べると恐れられていない印象がありますが、男性で10年、女性で15年ほど命を縮めるとも言われる病。決して、楽観視することはできません。

高血糖の状態ではタンパク質の糖化(グリケーション)が進み、変質させられていまいます。水晶体蛋白クリスタリン、コラーゲンといった血管を形作るタンパク質は繰りケーションの影響を受けやすく、血管がボロボロになって動脈硬化を発症するリスクが急激に高まるなど…あらゆる病気を誘発しやすくなるからです。

そのほか、肝臓がん、睡眠時無呼吸症候群、アルツハイマー型認知症といった疾病についても、肥満との相関関係が認められており、まさに万病におけるリスクファクターといえるでしょう。

コレステロールと肥満の関係!

コレステロールが血管を詰まらせる悪玉コレステロールと呼ばれるLDLが血中に増加すると、その一部は血管壁に付着してしまいます。すると、そのLDLを除去するために肥満細胞が集まって、LDLを取り込んでいくのです。しかし、肥満細胞はその場に残り、アテロームという物質になって結局、血管壁に残ってしまいます。

このアテロームが血管詰まりの原因となり、血管壁の柔軟性を失わせたり、流れを悪くしてしまい、動脈硬化を進行させるのです。

太っている方は血中コレステロールが増加しているケースが多いため、このメカニズムによってアテロームが形成されている可能性が高く、動脈硬化を発症しやすくなってしまいます。高コレステロール血症と肥満を併発すると、動脈硬化、糖尿病といった病気を次々に招き寄せてしまうため、やはり肥満はなるべく解消しておいたほうが良いでしょう。

肥満を防ぐためには今すぐ食生活の見直しを!

基本的に“太りやすい食べ物”と“コレステロールを増やす食べ物”は同じですから、糖尿やコレステロール血症のリスクを下げるためには、いずれにしても食生活の改善が必要になります。マーガリン、即席ラーメンなどに含まれるトランス脂肪酸、肉類、卵などに含まれる飽和脂肪酸はコレステロールを上昇させ、肥満を呼び込む原因になりますから、あまり過剰に摂取するべきではありません。

コレステロールを減らしてくれる不飽和脂肪酸を含んだ青魚をタンパク源とした食事に切り替えるなど、食生活を見直すことで肥満リスクは徐々に減少していきますから、大きな病気にかかってしまう前に、是非とも食習慣を改善していきましょう。

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