コレステロール値とうつ状態に関連がある!?

あまり一般には知られていないのですが、近年、うつ状態とコレステロールの関連が指摘されています。様々な病気との相関性が認められているコレステロールですが、なんと精神的な疾患にまで影響を及ぼしているようなのです。

こちらでは、うつ状態とコレステロールの関係をまとめ、メンタルを健全に保つための基礎知識を解説させて頂きます。“病は気から”という言葉もありますし、健全な精神を保つこともまた、健康維持の大きな一歩になるはずです。

うつ状態とは…?

コレステロールとうつとの関係うつ状態というのは、精神的に不安定になり抑うつ症状に陥っていることを指します。空虚感、絶望感、罪悪感、焦燥感、あるいは悲壮感といった負の感情に苛まれ、気分が休まれない状況に置かれるのが特徴。

もちろん、一時的に精神状態が乱れたからといって病的であると断言できるものではなく、医学的な治療を要するかどうかは医師の判断によらなければ確定できません。治療が必要なケースの場合、うつ病と呼ばれるのが一般的です。

細かく区分すると、病前性格によって2つの型に分けられ、青年層に多いディスチミア親和型、中高年に多いメランコリー親和型が存在しています。

ディスチミア親和型はもともと規範に抵抗する性格、秩序に批判的で自己万能感を持っている人に好発、不全感と他罰的な他者非難の感情、衝動的な自傷行為などが見られるタイプ。メランコリー親和型はもともと規範的、几帳面な性格の人に好発し、疲弊と罪悪感、焦燥感などを生じるタイプです。

喫煙との関連なども指摘されていますが、今現在、直接的な原因は分かっておらず、投薬による対症療法が行われています。

疫学的統計によるコレステロールとの関連性!

コレステロールと虚血性心疾患の関連調査で副産物として判明した事実の中に“低コレステロールの人ほどうつ状態が進行しやすい”という話がありました。また、秋田県で65歳以上の高齢者504名を調査したところ、低コレステロール群ほどうつ状態に陥りやすい…という結果が出たのです。

わずか2つの疫学統計では充分な信頼性はない…という見方も出来そうですが、今回の場合は他の部分から“コレステロールとうつ状態に関連性がある”と推測するだけの根拠が存在していますので、それも合わせてご紹介しましょう。実は、精神安定物質であるセロトニンには血中コレステロール濃度が一定レベルに保たれていないと、十全な働きをしない…という性質があります。要するに、セロトニンの性質から考えても、上述した疫学統計の内容が側面から支持されるということです。

うつ状態を防ぐためにはどうすれば良いの?

今回の場合、コレステロールが低すぎるとリスクが高まる…という結論になっているので、厄介に感じるかも知れません。“コレステロールを増やしたら、逆に身体的な健康が損なわれるのではないか”という心配が生じるからです。しかし、コレステロールには善玉と呼ばれる健康増進作用のある種別が存在することを思い出してください。この場合、善玉コレステロール(HDL)を増加させる…というアプローチで、メンタルと身体、双方の健康を保つことに繋がります。

中高年からのメンタルコントロールを考えているのであれば、是非、善玉コレステロールを増加させる食生活を取り入れ、心身共に健康な状態をキープしていきましょう。

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