コレステロールを減らしてくれる成分〜EPA

コレステロールを減らしてくれる成分:EPA動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らしてくれる成分として注目されているのが、EPA(エイコサペンタエン酸)です。

魚の油に含まれていることで有名ですが、実は母乳にも含まれており、サプリメントのみならず医薬品の成分としても用いられています。日本水産のイマーク、大正製薬のエパデール、持田製薬のエパデールSなどが代表例。

こちらでは、コレステロールに悩む人の強い味方、EPAの有用性、効率的な摂取法について見ていくことにしましょう。

EPAの特徴&有用性まとめ

正式名称はエイコペンタエン酸で、化学式はC20H30O2。過剰な生理活性を抑え、凝血、免疫のブレーキ役として働くなど、体内で様々な役割を負っている成分です。

青魚など食品から摂取する以外にも、体内でα-リノレン酸から合成することが可能ですが、人間はα-リノレン酸を体内で合成できませんので、結局のところ、外部からの摂取に依存するよりありません。人に限らず、動物は酸化還元酵素のΔ12-脂肪酸デサチュラーゼを持っておらず、自力でω6、ω3不飽和脂肪酸を合成することができず、結局はEPAそのもの、もしくは材料のα-リノレン酸を取り入れなくてはならないのです。

マグロの脂身(トロ)であれば100gで1,290mgのEPAを摂取できるただ、植物油などに含まれるα-リノレン酸のうちEPAなどに合成されるのは10〜15%程度に留まりますので、EPA自体をダイレクトに摂取したほうが効率的だと思います。

ちなみにEPAは、DHAと合計で1日に1,000mg摂取することが望ましいとされているのですが、青魚などの食品だけで1,000mgを超えるのは至難の業。マグロの脂身(トロ)であれば100gで1,290mgのEPAを摂取できますが、毎日のようにトロを100gも食べるというのは、とても実現不可能です。

コレステロール対策にEPAが役立つ!?

EPAがコレステロール値を下げるのに役立つというのは、さまざまな研究によって証明されています。

まず、基礎研究では、1日4,000mg以下のEPA、DHAを投与したところ、中性脂肪が25〜30%、悪玉コレステロールが5〜10%ほど減少したという結果が出ました。そのほか、兵庫県にある国立大—神戸大学の研究によれば、2,700mgのEPAを2ヶ月間投与する実験では収縮期血圧が低下し、高血圧の緩和に役立つことも分かっています。

EPAは高血圧対策にも効果的高血圧というのは動脈硬化を原因として発生する状態ですから、これが緩和したということは動脈硬化が緩和したと推察可能。さらに動脈硬化は悪玉コレステロールによって進行しますから、これらを複合すれば“EPAがコレステロールを下げてくれる”と推し量ることは自然な帰結といえます。実際、JELIS(大規模臨床実験)においても、EPAが冠動脈疾患を防いだ…という報告がありました。

加えて、EPAは動脈硬化症、高脂血症の治療薬にも用いられており、武田薬品のロトリガ、持田製薬のエバデールなどがその一例。さまざまなデータから、コレステロールへの有用性は確実と考えて良いでしょう。

サプリメントでEPAを効率良く摂取!

コレステロールへの好影響が指摘されているEPAですが、一般的な食品のみから1日1,000mgを摂取するのは非常に難しいと言われています。ただでさえ、日本人の食が欧米化して青魚の摂取量が減っている中で、毎日のように充分な量の青魚を取り入れるというのは不可能に近いでしょう。

以上の理由から、1日の推奨摂取量のうち1/2をサプリメントで補い、それ以外の分量を食事からまかなう…というのがオススメ。ある程度の量なら植物油に含まれるα-リノレン酸から合成されますし、1日にいくらかの青魚を摂取していれば、サプリと合計で1,000mg前後を摂取することはそう難しくありません。

食事とサプリメントの2つを組み合わせて、是非、コレステロール値、血中脂肪をしっかりコントロールしましょう!

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