コレステロールの標準値はどれくらい?

コレステロールの標準値自分の体の健康状態を知るためには、脂質検査の結果に出てくるコレステロール値を見て、安心できる目安値や要注意である数値など、基準値について知識を得ておく必要があります。

そこで、こちらではコレステロール値の標準値、注意が必要となる基準値について解説しています。

基準値早見表!コレステロールの基礎知識

脂質検査では中性脂肪などを含めて、総合的な基準値について確認していくことにします。ただ、全てを把握するのが難しいと感じる方は、ひとまず“総コレステロール値”と“悪玉コレステロール値”についてチェックするだけでも構いません。

総コレステロール値(TC)

簡単に言うならば、動脈硬化がどれくらい進んでいるかを調べるための検査数値になります。

数値 判定結果
130mg/dl未満 低コレステロール血症
130〜219mg/dl 正常域
220〜239mg/dl 境界域
240〜279mg/dl 中等度高コレステロール血症
280mg/dl以上 高度高コレステロール血症

悪玉コレステロール値(LDLコレステロール)

血管壁に悪玉コレステロールが溜まると、動脈硬化の原因になります。この数値を見ることで動脈硬化などの疾病リスクを調べることが可能です。

数値 判定結果
60〜119mg/dl 正常域
120〜139mg/dl 境界域
140mg/dl以上 高LDLコレステロール血症の疑い

中性脂肪(TG)

エネルギー源として必要なものではありますが、あまりに増加すると糖尿や脂肪肝の原因になるため、正常値であるかどうかをチェックする検査する必要があります。

数値 判定結果
30mg/dl未満 低中性脂肪血症
30〜149mg/dl 正常域
150〜299mg/dl 軽度高中性脂肪血症
300〜749mg/dl 中等度高中性脂肪血症
750mg/dl以上 高度高中性脂肪血症

善玉コレステロール(HDLコレステロール)

一般的に善玉コレステロールと呼ばれており、悪玉コレステロールを除去する作用をもっている物質です。減りすぎると逆に動脈硬化のリスクが増すのですが、だからといって多いほどよいというわけでもありません。

数値 判定結果
20mg/dl未満 先天異常の疑い
20〜39mg/dl 低HDLコレステロール血症
40〜99mg/dl 正常域
100mg/dl以上 高HDLコレステロール血症

上記の内容を踏まえた上で、具体的なコレステロール対策について知ることが重要なのです。

コレステロール値が高い場合はどうすれば良い?

それでは、コレステロール値が高い…と判定された場合の対策についてまとめていくことにしましょう。予備知識のない方でも理解できるように、対策法については“総コレステロール”と“悪玉コレステロール”の2項目に絞って解説していきます。

総コレステロール値

まず、脂質検査による総コレステロール値に応じた基本的な対策法についてまとめた図表をご覧ください。総コレステロールについては、低すぎる場合も注意が必要なので、高いか低いか…というよりは“正常域に収まっているか”を重視しなければなりません。

数値 対策
130mg/dl未満 肝機能、甲状腺機能について異常がないか確認
異常が見られない場合、栄養状態を確認
130〜219mg/dl 正常域なので問題なし
220〜239mg/dl 食生活の見直し、運動の習慣づけを実施
240〜279mg/dl 食事療法、運動療法を実施
他のリスクファクターもある場合は投薬治療
280mg/dl以上 医療機関での専門治療が必要

悪玉コレステロール値

次に、悪玉コレステロール値ごとの対策法をまとめています。専門的な治療が必要な状態になる前段階、境界域である120〜139mg/dlの段階ならば食生活、運動習慣の見直しで克服できる可能性もあるため、早めの対処がポイントになります。

数値 判定結果
60〜119mg/dl 正常域なので問題なし
120〜139mg/dl 食事療法、運動療法を開始
喫煙者の場合、禁煙することも重要
140mg/dl以上 冠動脈疾患の疑いがあるため、要検査
他のリスクファクターを確認の上、医療機関で治療

数値が高くなると冠動脈疾患、動脈硬化のリスクがありますが、よほどの重症でなければ、生活習慣の見直しによって徐々に緩和していく可能性もあるのでまずは医師や専門家の判断を仰ぐようにしましょう。

コレステロールを標準値まで下げる方法

食生活の見直しでコレステロール対策治療が必要になるほどの重症例になってしまえば医療機関を頼るほかありませんが、正常値を少し上回る程度の境界域、軽度のコレステロール過多であれば、生活習慣の見直しによって克服できる可能性は少なくありません。その場合、基本は食生活の改善、運動の習慣づけという2本柱が重要になります。

特に食生活の見直しは“コレステロール値を下げるための第一歩”であり、今すぐにでも実践するようにしましょう。タンパク質の摂取を肉類から、納豆や豆腐などの大豆類、イワシやサンマなどの青魚にシフトすることで、コレステロール値が大きく減少させることが期待できます。そのほか、緑黄色野菜、果物などの割合を増やすこと、油を使う場合はオリーブオイルを用いること…など、コレステロールを下げるために有用とされる食事面での対策が数多く存在しています。

まとめ〜コレステロールを標準値に戻すために~

コレステロール値は脂質検査によって測ることが可能です。その上で、正常値を超えた数値を示した場合、少しでも早いうちから対策をすることが重要。もちろん、基準値を大きく超えている場合は医療機関での専門的な治療が必要となりますが、正常と異常の境界域に収まっているケース、軽度の高コレステロール血症と診断されたケースであれば、食事の改善、定期的な運動の習慣づけによって克服を図ることも可能でしょう。

タンパク源を肉類から青魚、大豆に変えること、さらには食用油をできる限りコレステロール値を減少させる働きのあるオリーブオイルなどの植物油に変えること…など、食生活の見直しをファーストステップにするのがオススメです。

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